一流の「思考回路」を身につけるノート術

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目標設定は「まず自分の目的を見つけること」が肝心です。

目的がないまま目標設定をするのは、あたかも目指す山頂の方向が定まらないまま、ただ闇雲に山道を歩いていくようなものです。では、自分の目的を見つける最良のノート術とは何でしょう?

今回はこの点について説明していきます。

では、はりきっていきましょう!

 

一流に触れる

 

目的を見つける際に最もオススメしたい方法があります。

それは、一流に触れること

それは直接触れることもありますがセミナーや講演会、あるいは書籍やブログでもよいです。

グローバルに仕事をしていると、海外各国には様々なバックグラウンドを持ったとても優秀な方、一流と言える方がたくさんいます。日本人でとても素晴らしい方も多くいますが、ワールドカップやオリンピックと同様、海外に広く目を向けると、自分がとても刺激を受ける人が多いのです。

  • この人のこんなところが一流だ
  • この人のように一流になりたい
  • この人のような事業がいつか推進できるようになりたい

といった、様々な刺激を受けるなから自分自身が目指す姿や、目指す方向が芽生えてきました。日本だと「ムリ」「ムダ」と思うようなことも、海外ではそうした常識や既成概念(規制概念)がなく、自分の様々な可能性を考えさせてくれます。

これらの要素により、目先の目標だけにとらわれず、もっと長い目で見た目的思考に自分自身を導いてくれたのです。

当然、グローバルではこうした仕事の環境が当たり前になってくるので、その分、日本人以上に「目的を持って仕事をする」「目的に照らし合わせて自分の仕事の選択肢・優先付けをする」人が多いことを実感します。

子供が本気でプロ野球選手になりたければ、草野球ではなく本物のプロ野球の試合を見せることです。できれば、大リーグの試合を見せれば視野が世界に広がるでしょう。こうして、自分がなりたい姿、あるべき姿を見出していくのと同じようなことです。

国内外限らず、一流に触れることで「こうなりたい」という憧れが生まれます。
一流に触れることで、自分の脳裏にビジュアルにインストールされます。

例えば、グローバルで働きたい人は自分の身近な英語が話せる人、刺激になる人になるべく近づき、小手先ではなく「その人がなぜそうなれているのか?」を5感をフルに使って観察し、できればその「思考回路」を慎重にノートにメモしておくことです。

そうした繰り返しの中、自分がなりたいイメージ、あるべき姿が見えるようになってくるのです。

そこを起点に自分らしさを追求していくと自然と、自分なりの目的が見つかるはずです。

 

尊敬する人達からの学びを「憧れリスト」にまとめる

 

実際に私のノートには、私の「憧れリスト」というものをまとめています。

そして、ただ「XXさんに憧れる」とまとめるだけでなく、その人の何に憧れるのか?を明確にしています。

それによって

①普段から接している人の強み、よさを洞察する意識がつきます。つまり人を見る観察力/洞察力が高まります。

②またその強みを分解することによって、自分でも「その人に近づけるのでは?」という領域が見えてきます。これを勝手ながら「憧れポイント」とよんでいます。こうして、複数の憧れリストの憧れポイントを組み合わせて、自分独自の成長シナリオを描いています。

例えば、普段から一緒に仕事をしている営業本部長のAさん。お客様に対する接し方に関して、この方からたくさんのことを学んでいます。その人は、お客様への移動経路、受付、名刺交換、腰の低さ、訪問後のフォロー etcがとにかく細部にまで徹底しています。とかく本部長レベルになると、部下や周りに対するプライドが邪魔をして、つい移動を部下にまかせっきり、受付は部下に任せる、名刺交換に格好をつける、などなど、それをよしとする。

私はそうした大衆に流されないよう、この方の接客のプロとしての姿勢を学んでいます。私も自分の部下を訪問に同行させるときは、そのように自らが最も腰を低く、そして丁寧にお客様に接するように心がけ、そして一歩でもその方に近づけるように努力をしています。

実践ノート術

憧れリスト: 憧れから盗むことをノートに書き込む

  1. その人の強み、良さをノートに箇条書きで整理する
  2. その強みを自分でもスキルアップできる内容に分解する
  3. その内容に対しスキルアップを図る、あるいは実践できる機会の優先度を上げる

 

目的は家の外に出て見つける

 

つまり、目的探しは家の中ではなく、家の外に出ないとダメなんです。自分の身の回りから目的を見出すこともあるでしょうが、できれば視野は広く、自分の可能性を最大限考えてみることはとても重要です。そしてその行動は早い方がよいです。

具体的には、まず自分の身近な中で一流と感じる人を探してみましょう。

世の中、全てにおいて完璧な人はいません。だから、Aさんのここ、Bさんのここ、と一流と思う要素を一つ一つ整理し、その部分をよく観察してみてください。その中から自分にあった要素、自分にあったイメージを模索してみましょう。

そして、自分の身近な環境を超え、外に出てみましょう。

例えば、講演会や交流会といった場での出会い、そして人脈の構築、さらにはメンターの発見といった具合です。こうした行動を意識づけていくことで、あなたの人生を左右する出会いと、自分が目指すべき目的が見えてくるでしょう。

そして目的が見つかったら、次にそこに至るルート設計。つまり、目標を考えましょう。

なお、目標設定で「ストレッチゴール」という考え方があります。拙著「結果は「行動する前」に8割決まる 世界上位2%だけが知っている「達成思考」仕事術(日本実業出版社)」でポイントを説明しています。

 

結果は「行動する前」に8割決まる 世界上位2%だけが知っている「達成思考」仕事術(日本実業出版社)

デキる人が「デキる」理由は「行動する前」にあった! 「行動する前」にフォーカスすれば、目標の250%を実現することも可能です。「史上初」「史上最速」を代名詞に世界的IT企業の第一線で活躍する著者が、世界の一流ビジネスパーソンから学んだ「達成思考」仕事術を紹介。
「自分流」よりも徹底的に「真似る」ほうがうまくいく! 「自分の限界を突破するストレッチゴール」「デキる人をベンチマークしてスキルを盗む」「“勝つ”方法より“負けない”方法から考える」など、世界上位2%だけが知っている「結果を出す方法」を明かす。世界最高峰のスキルを盗め!(Amazonより)

 

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