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30歳の時から毎日、私は徹底的にノートを活用して夢と目標を実現してきた「超メモ魔」です。10年以上をかけてノートに3,000以上の成功のノウハウをコツコツ蓄積し、それは今でも続いています。様々なマネジメントを経験し現在はグローバル企業を経営しています。これまで10冊の書籍を出版。大学や企業からの講演、参加者が累計1000名を超える経験を元に毎月勉強会も行っています。
そこに至るまでに、様々な修羅場を乗り越えてきました。そんな私のサバイバルノート活用ノウハウを毎回このブログで紹介しています。継続は力を最大化します。あなたにはそこまで継続してきた私ほどのメモ魔になってもらう必要はないと思いますが、「そこまでやるか」までをあなたに紹介することでお役に立てるヒントがたくさんあると信じています。
今日は、目標を設定する具体的な方法について、そしてさらに踏み込んで、その目標を継続進化させていくノート術について説明したいと思います。
今回、あなたにお送りしたいテーマはBHAGとは?目標は高く傲慢に、成功は謙虚にです。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。
このコラムのテーマ
BHAG(ビーハグ)とはBig Hairy Audacious Goalsの略で、「社運を賭けた大胆な目標」を指します。BHAGは「進歩を促す強力な仕組み」として、有名な著書「Click➡︎ビジョナリーカンパニー 1~4巻+特別編」で紹介されています。
今回はこのBHAGをどう個人の目標に生かすかについて説明します。
では、はりきっていきましょう!
BHAG(ビーハグ)とは?
ちなみにこのBHAGという言葉は実際INSEAD大学の講義でも出てきましたし、また前職のSAPでもよく使用していた言葉でグローバルの経営用語としても浸透しています。新年に入り、多くの方が目標を立てられていると思いますので、有用情報になればとこのブログで紹介させていただきます。
BHAGは多くのビジョナリーカンパニーの成功要因の一つになっています。私はこの発想を人生戦略にも応用させたいと考えています。
例えば、ケネディー大統領が1960年代に掲げた「60年代が終わるまでに月に人間を着陸させ、安全に地球に帰還させる」という声明。これがアメリカの大きな前進につながりました。
GEでは「参入したすべての市場でNo1かNo2になり、小さな会社のスピードと機敏さを持つ企業に変革する」・・・これはジャック・ウェルチ以前から継承されるBHAG。
1950年代後半、社名を東京通信工業からソニーに変更した盛田氏。その心は当時の「メード・イン・ジャパン=安かろう悪かろう:つまり日本製は品質が悪い」日本の消費財イメージを変えたいという意思の表れでありBHAGでした。
個人でもBHAGを持とう
すべて大胆な目標ですが、人の心に訴え心を動かす明確な目標でもあります。
誰もが目標を持っています。しかし単なる目標を持っていることと、思わずひるむほど大きな目標に挑戦することの間には違いがあります。
実は誰もが心の潜在的などこかで「こうなりたい」というイメージは持っています。それは世界で通用したい(野球やサッカーの世界でもBHAGがあるように)、多くの人を笑顔に変えたい(NPO、あるいはそう思う経営者がいるように)。
それが各自にとってどんなものでも、どんな大きさでも、自身の目標の上位に何か一つ自分の心に訴えかける目標を持つことで自分は大きく成長できます。
目標は高く傲慢に、しかし成功は謙虚に
「人生は一回きり」
よく聞く話ですが、折角だから「人生を賭けるほどの目標」をもってみませんか?
お金や財産は失った瞬間にみんなの心からなくなります。だからそれらは人生を賭けるほどの要素ではないと思います。例えば人に示す実直な生き様、家族への貢献、社会への貢献など、これらは仮に失ったとしても周りの人の心からなくなることはありません。
私にとっての人生を賭けるほどの目標は、周りの人の心に残るものです。身近な人でもいいです。社会でもいいです。その大きさは人それぞれ。でも折角の人生。それを賭けてみませんか?
「目標は高く傲慢に、しかし成功は謙虚に」の精神で日々望んでいきたいと思います。
こんな気持ちで自分の人生を賭けた目標を設定できれば、傲慢な自分と切り離せることができます。なぜなら目の前の成功や苦労はその大目標の一つであり、真の成功の一歩に過ぎないからです。目標が高ければ高いほど、一つの成功に驕ることはないのです。
関連書籍のご紹介
ちなみに、「ビジョナリー・カンパニー」は今でも企業経営の本質をついていて非常に参考になる書籍で、ぜひ経営を目指す、あるいは経営に興味のある方にオススメです。また、こうした経営書の内容はあなたの人生論に置き換えても十分参考になります。
また、BHAGに関連して、「ビジョン決定ノート」として拙著「29歳からの人生戦略ノート(日本実業出版社)」で紹介しています。この書籍で、私の「人生を賭けた」大きな目標の現物をご紹介しています。ご興味あればご参考までに。
たった1行書くだけで、「その場しのぎ」から抜け出せる。そんな簡単なノート術があったら、知りたいと思いませんか。
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「人生戦略ノート」とは、「会社に戦略があるなら、人生にも戦略があってしかるべき」という考えのもと、著者が29歳の副社長補佐時代から書き始めたノートがもとになっています。たった1行書き始めることで、「計画→行動→評価→改善」(PDCA)という、仕事でもプライベートでも成功するためのサイクルを自然に回すことができます。
著者は、グローバル企業SAPで、世界7万人の上位2%に7年連続で選出されるほど、ハイパフォーマンスを上げている人物。第一線で活躍する著者のノート術で、将来に対する不安を払拭しましょう。20代、30代のみならず、すべての年代の方に読んでいただきたい一冊です。(Amazonより)
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