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本日お送りしたいテーマはファシリテーションで一番重要なポイント(写真付き)、です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。 では、はりきっていきましょう!
チーム主体の議論を活性化させるためには、議論の環境だけでなく、議論そのものの組み立て方をメンバーと一緒に向上させることが重要です。具体的には、メンバー主体の議論の生産性を向上させるために「ファシリテーション技術」を組織内で浸透させることです。
本日は、そのファシリテーションではずせない一番重要なポイントをお伝えします。
ファシリテーションとは、「参加者同士の協働/創造的問題解決、合意形成を促進/円滑にする」こと。あるいはそのための技術を指します。(単に質問をふる、時間を管理する、ただ司会進行するだけがファシリテートではない)
専門書でよく言われるファシリテーションの定義は以下のとおりなのですが、
- (複数)相手の知識、意見、意欲などを主体的に引き出し
- コミュニケーションプロセスをコントロールして
- そのチームの成果が最大となるように支援・促進する
要は、会議で参加者の意見を引き出し、議論を円滑に回す技術です。
その目的は、以前研修でまとめたこちらのスライドを参考に。
ファシリテーションの目的(クリックすると拡大)そのファシリテーション、キモとなるのは「議論の構造化」です。なぜ構造化が必要かというと、それがないと「感覚で会議をすると議論がかみ合わなくなるから」です。
では、構造化とは何を指すのでしょう?
それは「マップを作ること(議論を全体俯瞰するため)」です。具体的にはホワイトボードを使うとよいでしょう。ホワイトボードに議論を整理しながら、その会話の流れをまとめていくのです。例えば、私が毎月主体として推進している勉強会「金田サロン」ではこんな形で議論を構造化しています。
以下は会議を進めるにあたって私の組織でこだわりたい工夫です。
- 議論を進める際、必ずファシリテーター、ホワイトボード係、タイムキーパー、発表者の役割を明確にする
- 決められた時間内での議論において、議論の段取りを決めた上で議論を開始する
- 加えて議論のゴール設定をメンバーで合意し、議論の方向性を意識合わせしておく
- ホワイトボードを使って議論の位置付けを体系的に整理する
- 議論中はできるだけ議論に漏れやダブりがないようにする。その上で、議論の優先付けをする
これらを意識して会議を進行するだけでも全然生産性は向上します。
ファシリテーション技術が組織内に浸透することでメンバーの会議の進め方が向上しました。つまり会議の生産性、そしてアウトプットが向上しました。
リーダーとしてのチャレンジは、組織のスキルアップを専門知識や業務知識に限定せず、ビジネスの基本スキルの開発段階から踏み込んでメンバーと共有し、組織力の底上げを図ることです。
こうして各自が成長することで会社や業務にとらわれない、どこでも通用するプロフェッショナル集団を育成することができます。それはリーダーとして幸せなことではないでしょうか。
ぜひファシリテーション技術、皆さんもいろいろ勉強してみてください。今後も小出しにしながらこのブログでファシリテーションのコツをお伝えしていきます。ファシリテーションについては、勉強会や企業研修で講師をする経験が豊富にあります。要望があれば➡ こちらの問い合わせ先までご連絡ください。
ファシリテーションについては拙著「結果は「行動する前」に8割決まる 世界上位2%だけが知っている「達成思考」仕事術(日本実業出版社)」でポイントを説明しています。
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