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今日、あなたにお送りしたいテーマは憧れを「成長の原動力」に変える人生戦略とは?です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。
「こういう感じの人になりたい」というイメージがあると、不思議と前向きになれませんか?
人は、他との比較を通じて、今自分に足りないもの、なりたいものが見えてきます。自分の殻に閉じこもっても原動力は発揮できないのです。
では、はりきっていきましょう!
憧れを自分の成長の原動力に変える
皆さんにとっての憧れの存在はどんな人ですか?
憧れは決して私達から遠い世界にいるとは限りません。周囲の身近なところから憧れの存在を探してみるとたくさんの発見があります。その対象は上司、先輩、同僚、場合によっては後輩など様々です。私はこれまで3年周期くらいで憧れを見つけてはそれに近づき、さらに憧れを見つけてはそれに近づくの繰り替えしをしながら自らを高めてきました。
あなたは憧れの存在が自らを成長させるきっかけになったことはありますか? あるいは憧れは憧れの存在で終わってしまいますか?
「あの人のようにはなれない」と考えると全ての思考がストップします。しかし「あの人のようになりたい」と思うと、具体策があるかどうかは別としてもその動機が芽生えます。つまり憧れに近づきたいという思いが成長の原動力になります。たったこれだけの考え方の違いですが、その差はとても大きいものです。
憧れを持つことは最大の成長の原動力になります。
よい行動を自分にインストールするとよい影響を与えられる
皆さんの会社に「この人は素晴らしい」というリーダーはいませんか?そして、その人に憧れ、その人の言動を真似したい(あるいはそうなりたい)という願望も。
そうです。
身近にそうした人がいると、自分にプラスの影響を受けるのです。
かく言う私も、会社の中にいる素晴らしいリーダーたちに影響を受けています。彼らの言動に影響され、自分の原動も変わってくるのです。すると、今度は私を通じて、自分の周りの人がプラスの影響を受け始める。
つまり自分の普段のリーダーシップ、あるいは言動によって、周囲の人はプラスにもマイナスにも働きます。自分がよいと認めたリーダーがいればその人のようになってみる。結果、組織力は向上し、あるいはプロジェクトは大成功するわけです。
では、問題はどうやって憧れを自分の成長の原動力に変えるか?ということです。
どうやって憧れを自分の成長の原動力に変えるか?
具体的には、憧れを自分の言葉にするのです。
私は自分の憧れの人物に対して「それが誰か?」、そして「なぜか?」を気づくごとにノートに整理しています。ただ「XXさんに憧れる」とまとめるだけでなく、「その人の何に憧れるのか?」「どうやったらそこに一歩近づけるか?」を明確にしているのです。
この骨格が「憧れリスト」です。普段から尊敬するリーダーをウォッチし、そのよいところをノートにメモしていくのです。拙著「29歳からの人生戦略ノート(日本実業出版社)」でポイントを説明しています。
たった1行書くだけで、「その場しのぎ」から抜け出せる。そんな簡単なノート術があったら、知りたいと思いませんか。
20代後半から、公私ともども変化が訪れ、期待と不安が入り混じる時期に差しかかります。将来に対して「不安」や「焦り」を感じながらも、目の前の仕事に追われ、ただ漠然と毎日を過ごしてしまう人は多いのではないでしょうか。
「人生戦略ノート」とは、「会社に戦略があるなら、人生にも戦略があってしかるべき」という考えのもと、著者が29歳の副社長補佐時代から書き始めたノートがもとになっています。たった1行書き始めることで、「計画→行動→評価→改善」(PDCA)という、仕事でもプライベートでも成功するためのサイクルを自然に回すことができます。
著者は、グローバル企業SAPで、世界7万人の上位2%に7年連続で選出されるほど、ハイパフォーマンスを上げている人物。第一線で活躍する著者のノート術で、将来に対する不安を払拭しましょう。20代、30代のみならず、すべての年代の方に読んでいただきたい一冊です。(Amazonより)
そして「あの人のようになるためにはどうすればいいか?」「何をすればいいか?」を考え出すと、頭の中はフル回転。徹底的にその人の強みを研究しはじめます。
それによって
- 普段から接している自分の周囲の人が持つ強み、良さを洞察する意識がつきます。つまり人を見る観察力/洞察力が高まります。
- またその強みを分解することによって、自分でも「その人に近づけるのでは?」という領域が見えてきます。これを「憧れポイント」と呼んでいます。こうして、複数の憧れリストの憧れポイントを組み合わせて、自分独自の成長シナリオを描いています。(これについては後述します)
例えば、私が普段から一緒に仕事をしているAさん。お客様に対する接し方に関して、この方からたくさんのことを学んでいます。その人は、お客様への移動経路、受付、名刺交換、腰の低さ、訪問後のフォロー等がとにかく細部にまで徹底しています。
とかく本部長や事業部長レベルになると、部下や周りに対するプライドが邪魔をして、つい移動を部下にまかせっきり、受付は部下に任せる、名刺交換に格好をつける。それをよしとする。私はそうした大衆に流されないよう、この方の接客のプロとしての姿勢を学んでいます。
私も自分の部下を訪問に同行させるときは、そのように自らが最も腰を低く、そして丁寧にお客様に接するように心がけ、そして一歩でもその方に近づけるように努力をしています。
人はリーダーに憧れて育つ
あなたの会社に「この人は素晴らしい」というリーダーはいませんか?
そして、その人に憧れ、その人の言動を真似したい(あるいはそうなりたい)という願望も。
そうです。
身近にそうした人がいると、影響を受けるのです。
かく言う私も、会社の中にいる数名の素晴らしいリーダーに影響を受けてきました。彼らの言動に影響され、自分の原動も変わってくるのです。すると、今度は私を通じて、自分の周りの人が影響を受け始める。
つまり自分の普段のリーダーシップ、あるいは言動によって、周囲の人はプラスにもマイナスにも働きます。自分がよいと認めたリーダーがいればその人のようになってみる。結果、組織力は向上し、あるいはプロジェクトは大成功するわけです。
以下の2点を意識してみてはいかがでしょうか?
– 普段から尊敬するリーダーをウォッチし、よいところを盗む
– 自分が同様に言動で示し、周囲に影響する
自分のベンチマークとなる人は?
憧れの要素がクリアになればなるほど、もはやその対象はただの憧れではなく、そこに一歩でも近づける対象に変わります。もっというとその人物の憧れの要素を自分なりに盗むための具体的な策が見えてきます。
少し矛盾するようですが、その策を実行してもその人になる、あるいは超えることは出来ません。そこで視点を変え、自分が憧れている方の要素をすべて組み合わせて自分なりのなりたい姿を構築(プロトタイプ)してみます。
要はいいとこどりの発想ですが、これはビジネスの世界ではベンチマーク分析として一般に知られています。これを人生戦略にも応用してみるという発想です。
自分の磨くべき武器、作るべき武器を強化する際には、自分のベンチマークとなる人物像を組み合わせてみることを意識してみます。しかもその憧れの対象から直接学ぶことができるなら、もっとも最短で自分が求めるスキルの組み合わせを実現できるはずです。
憧れを自分を変える原動力にすること。意識の持ち方と行動の術を得ることで十分に磨くことができる能力です。
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今日も明日も、あなたにとって、私にとって、よい一日でありますように!
お互い切磋琢磨していきましょう。