先週から東京に戻ってきました。
そして9/12(土)は東京からオンライン勉強会の金田サロンでした。今回のテーマは「会計: ザックリ「図」だけでわかる会計~堅苦しい会計用語を使いません」でした。そして日曜は家でのんびりしました。
おそらく連休明けたその翌週は再び長野、そしておそらく9月末は大事な商談と契約が控えているので東京、とすっかりリモートワークが定着した(あえて対面を封印)ので、今度はオンライン・オフラインのハイブリッドな仕事のやり方を追求していきます。もちろん社員にも。
ここまで前年比3桁成長。もちろん数字が全てではないですが、数字は顧客満足、組織(ヒト)や会社基盤(プロセス設計等)の成長の客観的な証明であり、マネジメントはやはり結果(数字)にこだわっていきたい。9月末の第三四半期もあと2週間。引き続きチームで数字を出していきます。
長野にずっといたのでスーパー元気です。
次回の金田サロンは9/26(土)で、テーマは「ニューノーマル時代に「感情×論理」で人の心を動かす方法」です。ぜひお気軽にお申し込みください😃 (概要はこちらのページにて)
今日は、成長日記を続けて行くとあなたが「ロジカルシンキング」ができるようになる、 ということをお話しします。
ロジカルシンキングのポイントって細かい技術はいろいろありますが、要は「 3つのポイントで論点を整理できればOK 」です。
何かの結論を伝えて、「ポイントは3つのあります」ってうまく話しをする人がいますよね。
あの要領です。
前回、「なぜなら?」を3つにまとめることをお話ししました。
(バックナンバー: ノートで「矢印」を効果的に活用し、「なぜなら?」を3つまとめる)
前回の例だと、聞き手が自分のプレゼンに集中した
← プレゼンの冒頭にYes/No質問を振る
← 大事な内容の直前に3秒沈黙する
← 締めにまとめを入れる
でした。
なぜならを3つまとめると「根拠」が実体験で話せる状態になる
さて、「 聞き手を自分のプレゼンに集中させる秘訣 って何かある?」ってあなたが相談されたとします。
すると「 ポイントは3つありますよ」
1つ目は「プレゼンの冒頭にYes/No質問を振る」
2つ目は「 大事な内容の直前に3秒沈黙する 」
3つ目は「締めにまとめを入れる」
と、こんな話ができるようになります。
あなたの実体験に基づいたことだから成長日記を続けることで質問された内容に具体例で答えることができてきます。例えば、「集中させるポイントの1つ目はプレゼンの冒頭にYes/No質問を振る」と話しをした後に、
「なぜなら、質問をすることで 相手の理解を確認できるのです」
「しかし、いきなり自由に答えてもらうOpen Questionをすると、聞き手は構えちゃうでしょ? だからYes/Noで答えられるClosed Questionをすると聞き手は答えやすくなります」
「例えば、先週のあるA社向けプレゼンで話しをした課題認識を確認するために 質問をしたら、先方から他にもこんな課題があるんだという話しが出てきたのです。 それを受けてプレゼン中に軽く意見交換をすることになったんです。」
「つまり、相手が考えていることを意見交換するようにあると相手の意識が私のプレゼンに集中してくれるのです」
と説明する要領です。
続けて、
「集中させるポイントの2つ目は大事な内容の直前に3秒沈黙する」
さらに、
「集中させるポイントの3つ目は締めにまとめを入れる」
と、同様に話を続けます。
これで話しが盛り上がったら、
「実は質問を効果的にするためのポイントもあるんです」
と話しをさらに展開することだってできます。
これ、あなたの成長日記から情報を引き出すだけです。
つまり「感覚」や「思い付き」ではなく根拠を実体験で話せる状態 にあるのです。
「感覚」や「思い付き」ではないとはどういうことかというと自分が考えること、言うことがブレないということです。
つまり、成長日記に「なぜなら?」を3つの整理をノートに書いていく習慣を身につけていく中で、自分の考えが整理され、一貫性を持ち始めるのです。
だから、あなたの成長日記に毎日ミニサクセスストーリーを書き込み、3つの「なぜなら?」を考えていくことはロジカルシンキングを強化する訓練になるのです。
ちょっとした訓練として、後輩や友人との会話の場で自分がうまくいった体験談を話すときに意識して話せるようにしてみましょう。
実践ロジカルシンキング
ロジカルシンキングについてもう少し補足します。
聞き手が自分のプレゼンに集中した
← プレゼンの冒頭にYes/No質問を振る
← 大事な内容の直前に3秒沈黙する
← 締めにまとめを入れる
今回紹介した3つのポイントについて、体系立てて説明 できるとよいです。
これを、MECE:Mutually Exclusive,Collectively Exaustiveの状態といいます。
MECE: ミーシー(あるいはミッシー)と呼びます。
これは、
・Mutually Exclusive: 相互に排他的で
・Collectively Exaustive: 全体集合として漏れがない
の意味です。
要は 重複なく、漏れなく という意味です。つまり、 ここで上げた3つのポイントがMECEになっていれば非常にロジカルになる というわけです。
考えをMECEにするコツは要素を 分解(因数分解) することです。
例えば、プレゼンテーションの構成は「序論」「本論」「結論」の 3つに分解できます。これが「重複なく、漏れなく」のMECEの状態です。
これを意識しながら、 ポイントを
・1. 序論: プレゼンの冒頭にYes/No質問を振る
・2. 本論: 大事な内容の直前に3秒沈黙する
・3. 結論: 締めにまとめを入れる
といった感じで、
重複なく、漏れなく整理 していくのです。
これが、考えに過不足あり、あるいは重複があったら、容易に相手から
「この視点が不足している(論点の漏れ)」とか
「あなたが話している内容は冗長でわからない(論点の重複)」
と突っ込まれるわけです。
このように、ロジカルに物事を考える際は論点を分解しながらMECEで考えるのが秘訣です。
成長日記で 「ロジカルシンキング」が鍛えられる
以前紹介した「私の進化した成長日記」の内容
月曜日:職場環境改善計画が奏功し経営会議で好評
火曜日:常務に対する部下の企画発表が成功!
水曜日:部下が自発的に企画書を作成
木曜日:◯◯社役員と会食をし協業関係を大きく前進
金曜日:グローバル企業トップ向けプレゼンで協業案に合意
土曜日:スタジオに入り次のライブに向けた演出案が浮かぶ
日曜日:温泉に行き、新しい企画案を発見
私はこれらがなぜ上手くいったか、先ほど例示した要領でそれぞれ3つずつポイントを説明できます。つまり、成功を「パターン化」 しています。
こうして私は講演会や、いろんな人の相談を受けるときにいつでも3つのポイントで説明できるようになったのですが、この習慣の賜物なのです。
これは、あなたがリーダーになった時、上司に昇進したときに、部下の指導に確実に効果 があります。こうやって、私は自分の経験を感覚だけではなくロジカルに周囲に伝える技術 がつき、人をうまく巻き込んだり、教育していくことができるようになりました。
本日、お話ししたロジカルシンキングに関して過去にまとめたこちらのブログ記事もご参考までに!
https://www.hiroyukikaneda.com/tag/logical-thinking/
・私がグロービスで学んだ「フレームワーク思考の本質」
・私がグロービスで学んだ「クリティカルシンキング」の3つのポイント
・主語のない日本社会の「論理の罠」
・「思考停止ワード」をヤメればうまくいく
上記のリンク先にロジカルシンキング関連のコラムを集約していきます。(今は上記の4つ)
私のノート術については、以下のリンク先にこれからも更新していきます。
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