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本日お送りしたいテーマは部下も自分も同時に成長する「ちょっとした一声」、です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。では、はりきっていきましょう!
組織の一人一人の知恵(ナレッジ)を落穂ひろいのように積み上げてとんでもないアイデアがでることがあります。
それはマネージャーやチームリーダーがチームメンバーを通じて得られるメリット。マネージャーはチームへの指導の過程で、不特定多数(N)の知識や経験を吸収し、自分の知識にすることができるのです。
そのために、こんな「ちょっとした一言」があります。
効率よく新知識を得る
部下をうまく使って効率よく新しい知識を得ることができます。たとえば、こんな一声を添えます。
「今、部内で知識共有の仕組みを考えているんだけど、いい経験になるから少し考えてみない? できればXXの本がお勧めらしいから読んでみてポイントもふまえてみてよ」「こんどその分野の専門の人と飲むから一緒に同席してみる?それまでにXXを調べて事前にポイントをフィードバックしてみて。」などです。
自分にとって新しい経験になるものを題材にするとよいです。普段の業務色とは異なることをお願いすることにもなるので、意識が高いメンバー、育てたいメンバーにそうしてみてます。彼らは一生懸命調べ、考えてくれます。
彼らから吸いあがったアイデアの中には自分が思いもしなかったよい視点やコメントが入ってくることがあります。もちろん面白いアイデアを出したメンバーのことをきちんと褒めてあげます。もちろん本業があるので振りすぎに気をつけましょう。
企画の仕込みをする
新しいことを考える際に、自分が時間がさけない企画をメンバーにふってみましょう。また何かの題材を用意して期間限定のミニ・ワーキンググループ(WG)を作ってみるのもよいです。その人に小さな成功体験を積ませてあげるために、なるべく小出しにしてあげる工夫が必要です。
たとえば、「今度、組織で新しい営業管理の仕組みを考えたいんだけど一緒に考えてみない?」「営業管理についてこんなセミナーがあるから参加してポイントを教えてよ」といずれも+αの特典をつけてあげるとよいかもしれません。何かヒントを提供してあげて、ゼロベースで考えてもらうことは避けます。
メンバーの見えない能力を見つける
メンバーの新しい能力の発見にも効果があります。ポイントはただの雑用を周りに振るのではなく、付加価値のある仕事を小出してメンバーに振り、それを考えてもらい吸収することです。そしてそこで得たことを再び他のメンバーに展開します。(組織の知恵の輪作りですね 笑)
これら、都合よく部下を使うように見えるかもしれませんが、もちろんそうではありません。部下への仕事の振り方を身につけるのです。
つまりチームメンバーから学ぶことで自分をさらにステップアップさせる(チームもステップアップ)ことができます。そして、自分にとっての利益以上に、信頼して仕事を預けられたメンバーのスキル向上やリーダーシップの発揮につながります。
この取り組みはマネージャーだけでなく、人をまとめるプロジェクトリーダーや、新入社員をケアするメンターにも当てはまることです。実際私の組織では、そのエッセンスを関係者に伝えています。つまり意識が高ければ年齢や経験は関係ないということです。ここでは、便宜上、マネージャーと一言でくくります。
この取り組み、メンバーを育てれば育てるほど効果が上がります。また組織が大きくなった時は、自分の知恵袋を数名寄せておくことなどの備えにもなりますね。
チームメンバーから学ぶ。組織の能力を信じる、潜在能力をちゃんと見ている、こんな意識があればこそのことです。
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今日も明日も、あなたにとって、私にとって、よい一日でありますように!
お互い切磋琢磨していきましょう。