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本日お送りしたいテーマは今の時代の「働き方改革」の3つの着眼点、です。今日も自分独自の実体験をベースに3分程度で読める内容にまとめました。では、はりきっていきましょう!
「働き方改革」について、DreamArtsの山本孝昭社長、ローランドベルガーの遠藤功会長のお話を伺う機会があり、その内容を要約しました。これを読んでいただく方の会社・組織・一人ひとりの働き方改革の参考になれば、日本企業はもっと活気がつくと思い、共有いたします。
今の時代は「Emotional Sign: 現場が響き合える/ノリを共有できるコミュニケーションのあり方」が求められる時代。この代表例がLINEやFacebookのようなコミュニケーション手段です。
私が知っている例をお伝えすると、例えばある大手製造業では、現場から様々な「カイゼン」や「アイデア」をあつめる社内SNSが普及し、社長以下参加者がスタンプ(例えば役員の顔スタンプ、あるいは「いいね」「超いいね」)で反応。Emotionalなコミュニケーションを促進し、ムダなメール/会議/報告(オーバーヘッドの要因)を撲滅。貢献した社員を表彰しながら、自然と現場がカイゼンされる仕組みを構築しています。
働き方を改革する際に「(現場)仕事の生産性を上げる」だけではダメで、現場の「ワクワク感」が必要です。やってみないとわからない時代だからこそ、「ノリ」を作るコミュニケーション環境が重要ということでした。
働き方改革を推進する3つの着眼点
滞留の撲滅
意思決定・判断の滞留があることで膨大なオーバーヘッドができる。たとえば、承認案件が50件滞留すると、3000人以上のスタッフのアイドルタイムを生み出す。組織の待ち時間は組織のヘッドが作っている。
ムダの撲滅
価値のない仕事/お金にならない仕事のムダ。例えば会議のための会議がその例。
仕事は「①肥大化」し、「②個別化」し、「③陳腐化」するので、常に「①スリム化」、「②標準化・統一化」、「③進化」が必要。この点で日本企業は欧米企業に比べて不得意。
ムダの撲滅ができていない根本原因は「ムダの定義ができていない」から。例えば、トヨタでは「①付加価値を生む仕事」「②付加価値を生まない仕事」の2つに現場の仕事を分解。その上で、「②付加価値を生まない仕事」を「③付加価値を生まないが必要な仕事」と「④明らかに不必要な仕事」の2つに分解。この「明らかに不必要な仕事」を「ムダな仕事」と定義し、その仕事内容を洗い出している。
過剰の撲滅
日本企業の現場は勤勉・真面目・手を抜かないため、放っておくとやりすぎる。こうした過剰が「当たり前」になる。ポリシーや基準が設定されていないのがその根本原因。「経営レベル」「マネージャーレベル」「現場レベル」で対策を練る必要があるが、まずは経営レベル(つまりトップダウン)が成功のカギ。
最後に、「生産性のある現場」は必ず「活気」×「会話」×「笑顔」がある組織である、というメッセージが個人的には響きました。
働き方改革を考える上で、時代が変化していること(世代も含め)、そして本質的に変化しないことがあります。これらを混同し、結果的に自分の経験や成功体験を前面に出す古いやりかたの押し付けではなく、変化を受け入れ、世代を受け入れて行動していく勇気をもって働き方改革に臨んでいきたいですね。
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